家計を立て直す順番|収支把握・固定費・保険・投資の確認手順

タクミお金の勉強、何から始めればいいのか全然わからなくて。
KENTA僕は投資からじゃなくて「削る」から始めた。というより、それしかできない状況だったんだけどね。
ワンルームマンションを売却した日、私の資産はどん底でした。1,300万円の損失を確定させ、親に500万円を借りて、通帳の数字は人生で一番心細かった。
お金の勉強を本気で始めたのは、その時からです。この記事では、どん底からのスタートで私(KENTA・準大手ゼネコン施工管理10年目)が行った固定費と保険の見直しを、一つの個人例として書きます。全員が同じ順番にすべきという意味ではありません。
②固定費を見直すときの注意点
③公的保障と民間保険の分け方
④預貯金と投資の使い分け
⑤筆者の家計が回復した過程
見ているだけの数年間と、本気になった日
白状すると、お金の知識に触れる機会は前からありました。家計や投資の動画を見て、固定費、保険、分散投資という言葉は知っていたのですが、自分の契約書や収支へ当てはめていませんでした。
でも「見ている」と「やる」は、まったくの別物でした。動画を見て分かった気になりながら、現実の私は営業トークに乗せられてワンルームマンションを買い、米ドル建ての終身保険に月270ドルを払っていた。知識はあったのに、行動は真逆だったわけです。
本気になったのは、ワンルームを売却して資産がどん底に落ちた時です。「将来のために、しっかりと資産形成をしなければならない」。損失を確定させた痛みの中で、初めて知識と行動がつながりました。人は痛い目を見ないと本気にならない——少なくとも私はそうでした。
最初にやったこと①:固定費の削減
どん底からの一手目は、固定費の削減でした。通信費や車の持ち方、サブスクの類まで、毎月自動で出ていくお金を一つずつ見直しました。
固定費は一度見直すと、毎月の支出を継続的に下げられる場合があります。ただし、解約金、再契約費用、補償・サービス低下、家族の生活への影響があるため、削減額だけで決めません。
具体的な集計方法は、固定費見直しの記事に整理しています。まず収支と契約条件を確認し、使っていないものや優先度の低いものから検討します。
最初にやったこと②:保険の解約
二手目は保険でした。私が解約したのは、米ドル建ての終身保険です。毎月270ドルを支払っていた筆者の契約例であり、すべての外貨建て保険や終身保険を解約すべきという意味ではありません。
私の契約では、目的、保障額、保険料、為替、解約返戻金を確認し、家計に対する負担が大きいと判断しました。必要と考えた保障を掛け捨て保険に置き換えた結果、保険料は月2,570円になりました。経緯は外貨建て終身保険を解約した体験|リスクと確認手順に書いています。
筆者の家計では支出が減り、後の積立原資の一部になりました。保険を変更するときは、傷病手当金、高額療養費、遺族年金、障害年金、勤務先制度、貯蓄、家族の必要額を確認し、新しい保障が成立する前に既契約を解約しません。
保険の見直しは資料から
保険証券、契約概要、注意喚起情報、解約返戻金、公的・勤務先保障を同じ表に並べます。相談先は、資格、相談料、販売手数料、取扱商品、利益相反を確認します。本記事では保険・家計相談の広告を掲載しません。
なぜ投資からではなく「削る」からだったのか
「お金の勉強を始めた」と言うと、まず投資を始めたと思われがちです。しかし私は、収支と契約を確認し、家計から持続的に出ていく額を見直すことから始めました。
| 確認項目 | 支出・契約の見直し | 投資 |
|---|---|---|
| 期待する効果 | 契約変更後の支出を抑える | 長期の資産形成等 |
| すぐ確認できること | 解約金・月額・失うサービス | 投資対象・費用・値動き |
| 主なリスク | 補償低下・再契約費・生活への影響 | 元本割れ・価格変動・費用 |
| 必要な準備 | 明細・契約書・家族との確認 | 当面使わない資金・許容できる損失 |
筆者は緊急時の現金と近く使うお金を確認し、支出を調整した後の範囲で投資を始めました。高金利の借入、緊急資金の不足、近い支出がある場合は返済や預貯金を優先する判断がありますが、全員共通の順番はありません。
その後:どん底から世帯資産2,120万円へ
固定費を見直し、保険を整理した後、筆者はNISA口座で全世界株式型の投資信託を積み立てました。eMAXIS Slim全世界株式を5年積み立てた体験談|実績と見直しポイントは個人の結果であり、同じ商品や期間で利益が得られることを示しません。
支出を見直し、預貯金と投資を続けた結果、筆者世帯の資産は5年後に世帯資産2,120万円の内訳|資産・負債・流動性の見方として記録しました。収入、支出、市場環境等を含む個人例で、この順番による再現可能な成果ではありません。
投資目的、使う時期、元本割れ、費用、投資対象、緊急時の現金を確認します。NISAは税制優遇制度で、利益や元本を保証しません。本記事では特定の証券会社や口座開設を推奨しません。
家計の状況に合わせて順番を決める
これから家計を見直す人は、何を必ず先にするかではなく、それぞれの締切、金利、生活への影響を確認して順番を決めます。
①収入、固定費、変動費、年払いを集計
②1年以内の支出と緊急時の現金を確認
③借入の金利・返済条件を確認
④公的・勤務先保障と民間保険の不足を確認
⑤当面使わない余裕資金で投資を検討
一方で、「増やす」ように見える商品へ急がないことも重要です。筆者はワンルーム不動産や貯蓄性保険で、費用、解約、値動き、利益相反の確認が不足していました。
家計は収入、家族、借入、近い支出で異なります。筆者の回復を成功保証とせず、今日できる一歩として、先月の明細を固定費・変動費・年払いに分けてください。
なお、私の考え方の土台になった本は行動が変わった本5冊にまとめています。1位の本は、この記事で書いた「順番」の話とそのまま繋がります。
まとめ
最後に要点を3つだけ。
②固定費や保険は、削減額だけでなく解約費・失う補償・再契約条件を比べる。
③近く使うお金と緊急時の現金を分け、投資は元本割れを負える範囲で検討する。
一度に全部変えず、まず一つの契約について、年間支払額、解約条件、失うサービスを確認します。家族と共有し、生活への影響を確認してから変更してください。
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本記事は筆者の家計回復を個人例として示すもので、特定の保険、投資商品、金融機関を推奨するものではありません。