ブログがGoogleに「中身が空」と判定されたとき|技術SEOを確認した記録

記事を書いているのに検索結果に出ないとき、原因を「内容が悪い」とだけ決めることはできません。筆者のブログでも、Search Consoleで一部URLの登録状況を確認したことをきっかけに、ページの返し方や正規URLを点検しました。この記事は、そのときに確認した順番を、個人ブログで再現しやすい形に整理した記録です。
②「ソフト404」と表示されたときに確認すること
③HTML・HTTPステータス・robots.txt・canonicalの見方
④JavaScriptで作るサイトで気を付ける点
⑤修正後に確認する順番
「ソフト404」は、表示の有無だけで判断しない
Google Search Centralは、ソフト404を、URLが200(成功)を返していても、実際にはページが存在しないことを示す内容や、主要なコンテンツがない状態としてGoogleが判断する場合があると説明しています。画面上で何かが見えていても、Googleが取得したHTML、読み込めない重要なリソース、エラー表示などを分けて確認する必要があります。
私のケースで最初にしたのは、記事URLをSearch ConsoleのURL検査に入れ、Googleのインデックス上の情報と「公開URLをテスト」の結果を分けて見ることでした。この二つは同じものではありません。公開URLテストは現在のページを確認するためのもので、すぐに検索結果へ反映されることを示すものではありません。
確認を始める順番
| 順番 | 確認すること | 確認先・見方 |
|---|---|---|
| 1 | URLが実在し、正常な本文を返すか | ブラウザ・curl・HTTPステータス |
| 2 | Googleが取得した状態と公開中の状態 | Search ConsoleのURL検査と公開URLテスト |
| 3 | クロールやインデックスを妨げる指定 | robots.txt、meta robots、HTTPヘッダー |
| 4 | 正規URLの指定と重複URL | HTMLのrel="canonical"、リダイレクト、サイトマップ |
| 5 | HTMLに本文とリンクがあるか | ページのHTML、レンダリング後の内容 |
| 6 | 修正後の再確認 | URL検査・サイトマップ・時間を置いた確認 |
JavaScriptを使うサイトでは、HTMLに何が含まれるかを見る
GoogleはJavaScriptを処理できますが、Google Search Centralは、サーバーサイドレンダリングや事前レンダリングが利用者とクローラーの両方に有用であると案内しています。初回のHTTPレスポンスに本文や重要なリンクがほとんどなく、JavaScriptの実行後にだけ内容が出る構成では、確認に時間がかかることがあります。
このブログでは、記事本文、title、description、canonical、内部リンクが公開時のHTMLに含まれることを確認する方針にしました。ただし、技術構成だけでインデックスや順位が改善すると断定はできません。内容の独自性、検索意図、重複、クロールの時期なども関係します。
canonicalとサイトマップを、同じURLにそろえる
同じ内容が複数のURLで読めると、どのURLを検索結果に出すかが分かりにくくなる場合があります。Googleは、リダイレクト、rel="canonical"、サイトマップへの掲載を正規URLのシグナルとして案内しています。これらは必ずしも結果を保証するものではありませんが、同じURLを一貫して使うことが大切です。
確認するときは、httpsへの統一、末尾スラッシュの有無、旧URLからの移転、テスト環境の公開、記事一覧・関連記事・サイトマップのリンク先を見ます。canonicalだけを別URLに向けたまま、サイトマップや内部リンクが別のURLを指す状態は避けます。
| 項目 | 確認する状態 | よくある見落とし |
|---|---|---|
| HTTPステータス | 公開記事は200、存在しない記事は404、明確な移転はリダイレクト | 空の本文を200で返す |
| canonical | その記事自身の正規URLをHTMLで示す | 旧ドメイン・テストURLを残す |
| robots | 公開したい記事をnoindexにしない | テンプレートの指定を全記事へ引き継ぐ |
| 内部リンク | a要素のhrefで記事URLへリンクする | クリック操作だけで遷移するリンク |
| サイトマップ | 公開URLと更新日を正しく載せる | canonicalと異なるURLを載せる |
修正後は「直ったはず」で終わらせない
修正後は、まずブラウザとcurlでページが200を返し、本文、title、canonical、robots、内部リンク、サイトマップが意図どおりかを確認します。次にSearch ConsoleのURL検査で公開URLをテストし、問題がないかを確認します。必要に応じてインデックス登録をリクエストできますが、登録や順位がいつ変化するかは指定できません。
当初の私は、AIに直してもらえば終わりだと思っていました。実際には、変更内容を説明してもらい、テスト結果と公開後のHTMLを自分でも確認する工程が必要でした。AIの提案は確認作業を速くできますが、Search Consoleや本番ページの結果まで自動的に正しいとは限りません。
ブログ運営で残したい記録
問題が見つかったときは、対象URL、いつ確認したか、Search Consoleの表示、HTTPステータス、変更した内容、再確認の結果を短く残しています。数字や画面表示は時間で変わるため、「登録済みになった」「何日で改善した」といった過去の個別結果を、他のブログにも当てはまる法則としては扱いません。
技術的な問題と記事の品質の問題を分けることも大切です。HTMLやcanonicalに問題がなくても、検索意図に合わない、根拠が不足している、他の記事と重複している場合は、別途内容を見直します。
まとめ
②URL検査ではインデックス上の情報と公開URLテストを分けて見る
③HTMLに本文・リンク・canonicalが含まれるかを確認する
④canonical、内部リンク、サイトマップのURLをそろえる
⑤修正後も本番ページとSearch Consoleで確認を続ける
Google Search Central「クロールエラーのトラブルシューティング(soft 404)」
Google Search Central「JavaScript SEO の基本」
Google Search Central「canonical URL の指定」
Google Search Console ヘルプ「URL 検査ツール」
本記事は筆者の確認記録と一般的な点検手順であり、インデックス登録・掲載順位・流入を保証するものではありません。