【2026年最新】教育費のリアル|子2人・全公立ルートで本当にいくら必要か|ゼネコン×金融共働き夫婦の準備プラン

教育費は「全公立か私立か」だけでは決まりません。進路、地域、塾・習い事、通学形態、奨学金制度の利用で必要な家計の準備は変わります。この記事では、公的統計で確認できる範囲と、筆者世帯の試算を明確に分けて、確認の順番を整理します。
制度の前提(2026年9月確認):児童手当は高校生年代までが対象です。新NISAの運用益は非課税ですが、元本や将来の金額は保証されません。制度・金額は変更される可能性があるため、申請や家計判断の前に公式ページを確認してください。
②家庭ごとの試算に入れる項目
③児童手当の支給条件と管理方法
④NISAを教育費へ使う場合の値動きの注意点
⑤自宅通学・自宅外通学で分けて確認する費用

結論:公的統計と家庭の試算を混ぜない
全公立を選んでも、教育費が一律に低くなるわけではありません。学校外活動や通学、大学の設置者・居住形態を含めると差が生まれます。まず統計の対象範囲を確認し、その後に自分の家庭で想定する選択肢を足し合わせます。
| 段階 | 公的資料で確認する範囲 | 家庭ごとに追加確認すること |
|---|---|---|
| 幼稚園〜高校 | 学校教育費・学校外活動費(文部科学省) | 地域、習い事、進学準備、送迎等 |
| 大学 | 学費・生活費・居住形態別の学生生活費(JASSO) | 志望校、通学・住居、受験回数、仕送り等 |
| 制度 | 児童手当・奨学金の条件 | 受給状況、申請時期、家計への充当方法 |
記事内の金額例は、筆者世帯の家計計画を説明するための試算です。子どもの人数、進学先、居住地、学校外活動が異なる家庭へ同じ金額を当てはめるものではありません。公的統計の範囲と、自分の予定支出を別の表で管理してください。
文部科学省「子供の学習費調査」 / JASSO「令和6年度学生生活調査」
「いつ・いくら」必要か——学齢別キャッシュフロー
教育費の準備では総額だけでなく、支出が発生する時期を家計表へ置くことが大切です。学校外活動や入学時の費用は年度や進路で変わります。全国平均から「最も厳しい時期」を決めつけず、自分の予定に沿って月次・年次の支出を確認します。
| 時期 | 確認する支出 | 確認先 |
|---|---|---|
| 幼稚園〜高校 | 学校納付金、学校外活動、行事 | 学校・自治体、文部科学省統計 |
| 進学準備 | 受験料、入学料、教材、移動 | 志望校・受験案内 |
| 大学在学中 | 授業料、通学・住居、生活費 | 大学、JASSO、家計簿 |
塾、部活動、学校行事、受験準備の支出は家庭・学校・地域で異なります。「公立なら少ない」「中学受験をしなければ不要」といった一律の前提を置かず、実際に選ぶ活動と学校の案内を確認してください。
児童手当を教育費準備の土台にする
2024年10月の制度拡充により、児童手当は高校生年代まで支給されます。全額を教育費として分けて管理できれば大きな土台になりますが、児童手当だけで将来の教育費の大半を必ず準備できるわけではありません。まず生活防衛資金を確保し、貯蓄と運用の割合は各家庭の家計と使う時期に合わせて決める必要があります。
| 確認項目 | 確認先 | 注意点 |
|---|---|---|
| 支給対象・月額 | こども家庭庁「児童手当Q&A」 | 年齢・第何子か等で異なる |
| 支給月数 | 自治体の案内・受給状況 | 出生月、申請時期等で変わる |
| 使途 | 家庭の家計表 | 生活費・教育費・予備資金を混同しない |
| 運用の有無 | 金融庁の制度説明・家計計画 | NISAでも元本割れの可能性がある |
子1人分を使わずに分けて管理できた場合、元本は概算で約234〜246万円です。NISAで投資信託を購入すれば運用益が非課税になる一方、将来の金額は確定せず、必要な時期に元本を下回る可能性もあります。児童手当の全額投資を前提にせず、現金で確保する分と運用する分を分けて考えるのが安全です。
【我が家の実例】児童手当の運用方針
わが家では児童手当を生活費と分けて記録しています。投資信託を利用する部分もありますが、これは筆者世帯の選択です。株式等には価格変動があり、必要な時期に希望額で売却できる保証はありません。教育費へ運用を使う場合は、使う時期、必要額、損失を受け入れられる範囲を家族で確認し、現金として確保する分も検討します。
大学費用は「自宅通学か下宿か」で大きく変わる
大学費用は、学校の設置者・学部・居住形態・地域で変わります。「自宅通学ならいくら」「自宅外通学ならいくら」と固定せず、志望校の納付金とJASSOの居住形態別の学生生活費を分けて確認します。
| 項目 | 確認する資料 | 見るポイント |
|---|---|---|
| 入学料・授業料 | 志望大学の公式サイト | 学部、年度、改定予定 |
| 通学・住居 | JASSO学生生活調査、物件・交通費 | 自宅・自宅外で分ける |
| 生活費 | 家計簿・JASSO学生生活調査 | 食費、通信、光熱費等を重複計上しない |
| 支援制度 | JASSO・大学の公式案内 | 給付・貸与、返還条件、申請期限 |
自宅外通学では住居費や生活費が加わるため、家計への影響が大きくなることがあります。一方で金額は地域・住居・生活スタイルで異なります。進学先が具体化した段階で、大学の公式費用と居住地の実費を使って試算を更新します。
家計表に残す項目:①学校段階ごとの予定時期 ②志望校の公式納付金 ③自宅・自宅外の想定 ④児童手当の受給状況 ⑤現金と値動きのある資産の内訳。広告リンクではなく、公式資料と自分の家計表を照合して更新します。
我が家の教育費準備プラン全公開
| 区分 | 用途の例 | 確認すること |
|---|---|---|
| 日々の収支 | 在学中の定常的な支出 | 月次の収支と急な支出への余力 |
| 現金・預金 | 近い時期に必要な支出 | 必要時期と金額、預金保険の対象 |
| 値動きのある資産 | 使う時期が十分先の部分 | 元本割れ、売却時期、家計全体のリスク |
わが家は「日々の学費・塾代は毎月の収入から、大学のまとまった費用は児童手当と追加積立から」という役割分担にしています。目標額は進路と家計に応じて定期的に見直し、投資の想定利回りだけを頼りにしないことが重要です。
「全公立なら教育費ゼロ」の誤解
公立の学校でも、学校教育以外の支出が発生する場合があります。ただし、何を教育費へ含めるかは家庭の選択によります。統計の定義と、自分の家計で管理する項目をそろえて比較してください。
| 分類 | 例 | 記録のしかた |
|---|---|---|
| 学習支援 | 教材、塾、模試 | 学校費と分けて月額・年額を記録 |
| 学校・活動 | 行事、部活動、習い事 | 参加の有無と時期を記録 |
| 進学準備 | 受験料、交通、入学準備 | 志望校が決まった時点で公式費用を確認 |
「学費」だけでなく、何の費用を含めた数字かをそろえると、家計で必要な準備が見えやすくなります。支出を増やす前提の比較や、他の家庭の金額を目標にする必要はありません。
中学受験は「するかしないか」で家計インパクトが大きく変わる
中学受験をするか、どの学校種別を選ぶかは、教育費へ影響する選択肢の一つです。費用だけで結論を出さず、本人の希望、通学、学習環境、家計の継続可能性を家族で確認してください。
| 項目 | 確認先 | 注意点 |
|---|---|---|
| 学校の納付金 | 各学校の公式案内 | 年度・学年・費目を確認 |
| 学校外活動 | 事業者・学校の案内 | 参加内容で変わる |
| 通学・居住 | 交通機関・物件情報 | 自宅外通学の可能性を分ける |
筆者世帯では現時点の方針を家族で話し合っていますが、子どもの希望や家計の状況が変われば見直します。特定の進路や投資方法を、他の家庭へ勧めるものではありません。
よくある質問
Q. 児童手当を全額投資に回して大丈夫ですか?
A. 一律に「大丈夫」とは言えません。NISAを利用しても元本保証にはならず、価格が下がる可能性があります。教育費のうち、いつまでに・いくら必要かを先に書き出し、近い支出へ価格変動のある資産をどこまで充てるかを検討してください。資産を現金へ移す時期に共通の年数はありません。
Q. 大学入学時に株価が下がっていたら困りませんか?
A. 必要な時期に価格が下がっている可能性はあります。支出時期が近づいたら、必要額、値動き、売却時の損益・税制を確認し、家計で許容できる範囲を超えないように見直します。特定の資産配分や売却時期を一律に勧めるものではありません。
Q. 共働き世帯でも教育費は同じくらいかかりますか?
A. 学校費用の金額は世帯の働き方だけでは決まりません。収入、勤務の継続可能性、子どもの進路、他の支出を含めて、毎年の収支と必要時期を確認してください。追加積立が可能かどうかも、手取り額ではなく家計全体で判断します。
Q. 奨学金は前提に入れるべきですか?
A. 奨学金には給付型と貸与型があり、制度ごとに条件・返還の有無・期限が異なります。親だけ、子どもだけと決めつけず、進学先が具体化した段階でJASSOと大学の公式情報を読み、家族で負担と返還条件を確認してください。
Q. 「子1人1,500万円」と言われるけど、実態と合っていますか?
A. 特定の総額を「実態に近い」とは言えません。小中高の学校種別、大学の設置者・学部、通学形態、学校外活動で幅があります。文部科学省とJASSOの統計は対象範囲が異なるため、合計する前に何を含むかを確認してください。
文部科学省「子供の学習費調査」
こども家庭庁「児童手当Q&A」
日本学生支援機構(JASSO)「令和6年度学生生活調査」
金融庁「資産形成の基本」
本記事は一般的な情報と筆者世帯の例を分けて示すもので、特定の金融商品・金融機関・投資行動を勧誘または推奨するものではありません。
児童手当の受給状況、志望校の公式納付金、通学・住居の選択肢を家計表へ記入し、年に一度は見直します。NISAを含む投資判断は、必要時期と元本割れの可能性を確認してから行います。
まとめ
最後に要点を3つだけ。
②児童手当の金額・期間は条件で変わるため、自治体と公式Q&Aで確認する。
③大学費用は志望校の公式納付金と、自宅・自宅外の生活費を分けて試算する。
まずは児童手当の入金先や管理方法を生活費と分け、現金で残す分と運用する分を家族で決めてください。数字は毎年、子どもの希望と家計状況に合わせて見直します。